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◆ パソコン初心者はどうすれば上達できるか

執筆時:2008年10月19日

パソコンが普及してきたとはいえ、まだまだパソコン初心者の方はたくさんいらっしゃいます。また、2〜3年使っているけどいまいち上達できないという方も多いです。ここでは店長の独断にて、パソコン初心者の方が上達するための近道をご案内いたします。

まずは箇条書きにて、簡単にリストを挙げます。
◇1. マウスの基本操作に慣れること
◇2. キーボードで(遅くても良いので)文字を打てるようになること
◇3. 何か1つでもいいので「熱中できるもの」を見つけること

アイループ阿倍野店では販売促進および地域のIT化促進のため、店内に「インターネット体験コーナー」を設けています。誰でも自由に利用できるインターネットコーナーとして、子ども達を中心に多くのお客様にご利用いただいております。

さて、託児所と化している(?)このコーナーですが、子ども達がパソコンで何をやっているかを観察していると、多くの事実がわかってきます。子ども達といえば、いつの間にかパソコンを使えるようになってしまう不思議な存在なわけです。彼らはなぜそんなに早く上達するのでしょうか。

その答えは2つあります。1つはゲーム、もう1つはフラッシュムービーやYouTubeです。それほどキーボードを使わなくても、マウス中心の操作でこれらを充分に楽しむことができます。子ども達は常に「楽しいこと」を探している、好奇心のかたまりです。友達がニンテンドーDSで遊んでいると自分も欲しくなる、同じくパソコンゲームに熱中している友達やフラッシュムービーを見て大笑いしている友達を見ると、自分もやりたくてウズウズします。子ども達のパソコン上達が早いのは、「パソコンは楽しいもの」という先入観があり、そのため積極的にパソコンを覚えようとするからです。

それに対して、上の世代になればなるほど「パソコンはワープロのようなもの」という先入観が強いです。「パソコンは努力して使えるようになるもの」、あるいは「書類なんて作らないからパソコンは必要ない」という発想が出てきます。お年寄りの方にいたっては「もう先が長くないから、新しいことを勉強する気にならない」といった発想もあります。

本題の「パソコンが上達する近道」ですが、まずは「パソコンは楽しいもの」という発想を持ってください。思う存分ゲームを楽しんで、フラッシュムービーを見ながら大笑いしてください。そして、おもしろいゲームやフラッシュムービーを見つけたら、ぜひお知り合いと一緒に大笑いしてください。パソコンをある程度使えるお知り合いがいましたら、その方に「何かパソコンでできる面白いこと、ない?」と尋ねてみてください。そうすることで、「パソコンで遊ぶ方法」をどんどん覚えていけます。自分で面白いことを見つけたときは、ぜひお知り合いに紹介して、その楽しさを複数人で共有してください。ここまでくると、あなたは「パソコン好き」になっているはずです。まずはパソコンを好きになること、自分のやりたい何か(趣味など)がパソコンで実現できることに気付くこと、これがパソコン上達への近道です、間違いありません。ちなみに、店長が認める「子ども達にとって最良のパソコン練習ゲーム」はみらくる!ぱんぞうゲーム(小学館)です。ただのゲームではありません、遊んでいるうちに自然とマウスの基本操作を覚えられるように設計されています。お子様だけでなく、パソコン初心者の方なら誰でもオススメできるゲームです。

パソコンを好きになると、次第にパソコンを利用する時間も増えます。ひたすらゲームで遊んだりするうちに、自然とマウスの使い方は覚えていきます。ただし、ひととおり楽しんだ時点で「文字入力」の壁にぶつかるはずです。最初は人差し指でポチポチ入力から始める方がほとんどで、これ自体は問題ありません。が、文字が速く打てるようにならなければ、パソコンを使うのがしんどくなるはずです。また、多くのパソコン専門用語を覚えないと、より深い理解は得られません。ここで初めて気合を入れて「訓練」すれば良いのです。文字入力はホームポジションから指の運びまで、意識して訓練しないと速くはなりません。専門用語は「わからない言葉は人に聞く前にまず検索」という姿勢を持って少しずつ覚えていく必要があります。この壁を越えたとき、あなたの大好きなパソコンを「効率よく」操作でき、専門用語にもある程度対応できるようになります。まずは楽しむ、そして好きになる、そのあとで訓練して一線を突破すれば、必ずパソコンは上達します。

今度は対照的に、悪い例を紹介します。仕事でパソコンを使う必要性に迫られて仕方なく使い始める方や、ヤル気はあるけど「勉強しよう!」「基本はWordやExcelだ!」という発想で始められる方、残念ですがなかなか上達しません。パソコンを「勉強」しようと思うけど、何をどう「勉強」したら良いかわかりません。本を買ってきて勉強するのもオススメしません。1,500円ぐらいするWordの解説本を買ってしまった方のほとんどは、全て読み終える前にあきらめてしまいます。ちなみに本でWordを勉強するなら、ダイソーで売ってる100円のWord解説本が一番優秀です。たかが100円だと思って、バカにして買ってください。この薄っぺらい1冊をひととおりやれば、Word操作は一般レベルに到達できます。わからないことがあったとき、すぐにあきらめて「誰かにやってもらう」のもNGです。「変な操作をしたらパソコンがおかしくなるかも」とビクビクしながら恐る恐る使うのもNGです。パソコンを持っているのにインターネット契約をしていないのは言語道断です。最初から「訓練」するつもりでパソコンに取り組んだり、「勉強しないとパソコンは覚えられない」という発想を持っていると、なかなか上達しませんのでご注意ください。

ちなみに店長はどうかというと、友達が自分のホームページを作っていたのを見て「自分も作ってみたい」と思い、携帯電話から無料ホームページを作り始めました。しかし当時はパケット定額など無く、高額のパケット代請求がきました。パソコンはワープロだという発想しか無かったので、「レポートは手書きで充分だからパソコンは必要ない」と思っていたのですが、パケット代のこともあったので2003年5月に「必要に迫られて仕方なく」初めてWindowsXPのパソコンを買ったのです。ホームページで文字の装飾をしたり、画像を貼り付けたり、いろいろ遊んでいるうちに「検索すればいろんなことがわかる」ことに気付きました。「画像編集 ソフト」などのキーワードで検索してみると、無料で使える画像編集ソフトが見つかりました。ダウンロードして使おうと思ったら圧縮ファイルでした。ここで初めてファイルの圧縮・解凍を学びました。ネット上に友達ができ、毎日文字で会話しているうちに、「もっと速く文字が打てるようにならなければ効率が悪い!」と思いました。無料で使えるタイピング練習ソフトは無いかと検索すると、山ほど出てきました。そこで選んだのは「Fighting Typers」。2003年8月のことです。あまりにもハマってしまい、大学の授業もほったらかしとなりましたが、このソフトで練習し始めて10日で、文字入力は一般レベルに到達しました。そのうちキーボードを見ながら打つよりも、見ないで打ったほうが速く打てるようになります。が、店長の場合はこの「ブラインドタッチの壁」を突破するのに2年かかりました。ソフトが無料で手に入ることを覚えてからは、無料のソフトをどんどん検索して、面白そうなものからアレコレと試してみました。パソコンを改造するようなもの、音楽編集するようなもの、無料ゲームもやりました、わざと自分のパソコンにウイルスを入れて壊したりもしました。パソコンを初期化して直すと、大事なレポートや写真のデータが全部消えたため、バックアップの大切さを学びました。こうやって積極的に壁にぶち当たって、それを乗り越えていくのが楽しくてたまりませんでした。長くなりましたが、これが5年でプロになった店長の黎明期です。

話を戻します。お客様でパソコンがある程度上達している方に共通していることは、「すでにパソコンを使って楽しいことをしている」ことです。写真が趣味でデジカメを持ち歩いているお年寄りの方、友達とチャットするのが好きな小学生、ネットオークションで洋服を売るのが好きな主婦の方、アダルトサイトを見るのが好きなお兄様、彼らは「パソコンは楽しい」ことを知っています。何でも構いませんので、何か一つでも「パソコンでできる楽しいこと」を見つけてください。間違ってもWordやExcelの訓練から入らないでください。

【結論1】初心者のうちは「パソコンは楽しいもの」という発想を持つ
【結論2】慣れてきたらパソコンを使った趣味に没頭する
【結論3】WordやExcelの練習から入ると上達しないことが多い
【結論4】訓練するつもりで始めると上達しないことが多い
【結論5】ビクビクしながらではなく、ノビノビと取り組むことが重要

蛇足ですが、いまの子ども達が大人になる頃には「パソコンの操作ができてアタリマエ」の時代になっています。いまの子ども達が10年後に、パソコンができなければ就職活動の際に必ず苦労します。たとえ就職できても、任される仕事が限られるので昇進は難しいです。お子様がいる方は、ぜひとも子ども達に積極的にパソコンを使わせてあげてください。そして将来パソコンのトラブルを自分で解決できるように、英文を読む力を養ってください。英語とパソコンができれば鬼に金棒、どんな業界へも道が開けていて、就職活動の際に必ず一目置かれる存在となります。



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